訓練校の準備で忙しい

ハロワへ行って職業訓練校の申込書を用意した。

職業訓練校への応募は、応募前月の収入が8万円以下でなくてはらならない。また、訓練中は週20時間以上勤務し8万円以上稼ぐ労働は禁じられている。なんともハードな仕様。

ちなみに還付金は収入に含まれないとのことでホッとした。とはいえキツイことに代わりないが。


ついでに心療内科への通院、障害者手帳の有無が選考において不利になるか質問をしてみた。

御察しの通りものすごく表向きな答えをいただいた。

「障害者向け求人は専門の窓口があります」「オープンにする必要がないと思うなら、企業に伝える必要はないと思います」というような言葉をもらっただけで、不利になります・なりませんという決定的な言葉は聞かなかった気がする。まあそりゃ言えないか。


手帳を取得して楽な暮らしなんて出来ると思っていない。ただ、通院と治療にお金がかかるので負担を減らしたいだけだ。しかしその手段が社会的不利になる可能性があるなら、手放しに利用できない。

どうしたらいいか分からない。


手帳を取得したとしても、障害者求人への応募は今はまだ考えていない。給料が低いから。


それと、手帳無しのまま無事採用に至ったとしても、社会保険証を使って通院したんじゃどの道バレる可能性が生まれる。会社の規模にもよるだろうけど、そのへんどうなのだろう。守秘義務はあるとはいえ、人の口に戸は立てられないからな。


このへんの事情に心揉まれる毎日が続き、少し疲れている。

ハロワの担当員とこの話をした時に不覚にも涙をこぼしてしまった。

「あまり大丈夫って言わなくてもいいんですよ、ハローワークはしんどいって言っても大丈夫な場所ですから」という言葉にぼろぼろ泣いてしまった。ダサい……もう30手前なのにこんな公共の場で……我がことながら呆れる。


しかしさすがプロ、慣れた対応で暖かい言葉とティッシュをくださる。こんな利用者山ほどいるんだろうな、大変なお仕事だ。


つらい気持ちでいっぱいになった今日でしたが、すごく良いこともあった。

ニュースやネットでよく見る「雨の中を散歩する柴犬」と遭遇したのだ。

犬、飼い主ともに傘もレインコートもなく、ずぶ濡れで歩いていた。

まるまるとした犬は嬉しそうにズンズンと歩き、飼い主は諦めと慣れを感じる表情でうしろからボテボテついてきていた。

春の雨と桜と柴犬がセットの光景だったものだから、MPがものすごく回復した。

柴犬を飼いたい。